先日、買取のご依頼いただいた所で面白いな、と思ったことがあります。ご依頼いただいたのは一つの品物の件だったのですがお伺いするとそれだけではない。買取業者はみんな飛びつきたくなるような素敵なオールドカメラの膨大なコレクションがあったり、ガレージの中には貴重なヨーロッパのビンテージバイクがあったり。これは見過ごせない、是非扱わせていただきたい、と思うわけです。しかし既に、それらの品物は検索すると一番上の方に出てくる「カメラ買取専門」「バイク買取専門」といった会社に査定を頼んでいるとのこと。(うちのホームページはその検索キーワードでは全く浮上しない。)あー、そうかそうだよな、でもうちの方が良い金額で買取できるかもしれないし。でも相手はなんたって専門のカイシャだから敵わないかな。。でも一応、と、何百点もあるカメラやレンズを一つ一つ見始めてお時間いただくのも申し訳ないので、長年の経験と場数による勘で、その場でざっと最低これくらい、という金額をお知らせしました。あとビンテージバイクも、自分がいる間に専門のバイク買取業者が来ていましたが、帰った後に見せていただき、そちらも金額をお伝えしました。まあどちらもダメ元だし、目に毒だったかなとその日のうちには忘れていました。が、1週間経って連絡があり カメラもバイクもお願いしたい、とのこと。

もちろん喜んで買取させていただきました。量も量ですしトラックの手配も必要ですので2日に分けて作業させていただきました。

お客様の話では、某カメラの西か北の村の出張査定を依頼したそうなのですが、査定に5時間以上かかり、タイムリミットとなりそれでも全体の半分も査定が終わらなかったり、しかも一点一点の欠点をいちいち話してくる、しかもその場では金額を言わずに後からリストが送られてくる。しかも買取依頼は別に改めて予約しなければならない。しかも買取金額はうちよりだいぶ安かったようで、だからその場ですぐに査定を出して現金支払い、当日搬出できる池屋さんにお願いします、と仰ってくださいました。大手買取会社2社に勝利したわけであります。

彼らは検索すると一番上に出てくるくらいだからきっと、毎日すごい数の買取があるのでしょう。そして毎回あのような査定、買取をしているのか。。と思うとなんだか、空恐ろしいというか。

そういう会社に依頼して、実際に赴いて来るのはアルバイトの人だったり、最近多いのはそういう大手の会社とフランチャイズ提携している、仕事が取れない個人の業者というパターンでしょうか。カメラの西か北の村の買取、という大きな看板で集客して、査定、買取はその提携業者が行う。提携の契約をすると査定、買取案件一件につき5000円〜とかを会社に支払い、買取が成立した場合は買取金額の3割、4割を手数料として支払う。みたいなやり方。うちにもそんな勧誘の営業電話やメールがよく来ます。買取案件が多く集まっているので提携業者さまを探しています、と。僕は言います、いいけど手数料なんか払ってたらまともな金額で買い取りができなくなるから払いませんけど、と。

買取り屋という仕事の一番にして唯一の大事なことは、適正な金額で買い取ること。それだけです。それをしていく上で邪魔になるものは何でしょうか。

フランチャイズ手数料、広告費、人件費、店舗、倉庫家賃。これらは買取り業には必須のものではありません。

 

昔書いてた買取り記録ブログ↓

http://blog.livedoor.jp/ikeya246recycle/