・鉄瓶とは

→良質な砂鉄を精錬 鋳造し製造される鉄瓶。これで飲む湯は、円やかな味わいになり、美味しいお茶ができると言われています。

さらに鉄瓶で沸かすと鉄が溶け込み、不足しがちな鉄分を気軽に摂ることができます。使い込むことで鉄の持つ風合いが増し、愛着も増していくことと思います。

鉄瓶の歴史は古く、このような取っ手と注ぎ口が付いた形のものが発明されたのは当初「手取釜」と言われ、文献によると安土桃山時代頃から当時の茶人の間では使われていたようですが、茶道具としてだけではなく、庶民の暮らしの中で、普段使いのヤカン同様に調理器具として常に存在してきた道具でもあります。

現代では、現代のインテリアにもに溶け込むモダンなデザインのものや IH対応の鉄瓶が人気で、日本のみならず 海外でも愛され 普及しているようです。

 

・どんな鉄瓶が価値のあるものなのか?

→そのような歴史が有り 暮らしの中の道具と言える鉄瓶ですが、どのような鉄瓶は価値の高いものなのでしょうか。

それは、作者、また製造元つまりブランドです。

茶の湯の世界で由緒ある釜師による鉄瓶は、美術品としての評価ができますので、高価になります。

ですから、鉄瓶そのものや付属品に、その作者や製造元を表す刻印や箱書きなどがあるかどうかが重要なポイントです。

上の画像の鉄瓶は、昭和初期ごろの京都亀文堂による鉄瓶です。箱は無く少々底に痛みが見られたものの、このメーカーは人気が高く、市場価値も高いものでしたので、買取り金額も20万円となりました。

他にも、人気の高い鉄瓶のメーカーはいくつかあり、買取りには見極めが重要になってきます。

箱や布といった付属品が揃っていることは理想的ですが、無くても充分、査定や買取りは可能です!

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