出張買取『池屋』のWebサイトで使用したラリックの香水瓶のフリー素材
「実家にあったラリックの香水瓶って買取ってもらえるかな?」
「ラリックの花瓶っていくらぐらいで売れる?」

品物の状態にもよりますが、ラリックであれば買取りは可能です。モノによっては高額で買い取ることが出来ます。ここでは、ラリックの価値、相場、買取りについてご説明します。
 

―目 次―

ー目次ー

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1.創業130年・最高峰メゾン『ラリック』の歴史

出張買取『池屋』のWebサイトで使用した王室インテリアのフリー素材

1888年にフランスで創業された最高峰のメゾンブランド『ラリック』。「クリスタルガラス界のオートクチュール」とも称され、日本でもファンは多く、銀座の本店や西武池袋店の他、三越や大丸、伊勢丹などの百貨店でも購入することができます。

 ・20世紀を代表する美の巨匠ルネ・ラリック

『ラリック(LALIQUE)』の創業者ルネ・ジュール・ラリックは、20世紀を代表するガラス工芸家であり、宝飾デザイナー、金細工師としてもアールヌーヴォーとアールデコの両時代にわたり華々しく活躍した、まさに「美の巨匠」です。

ラリックの作家人生は、前半が宝飾デザイナーとして、後半がガラス工芸作家として数々の作品を世に送り出しました。

 ・王室御用達・パリ万博でグランプリ受賞

ラリックはモダンジュエリーの先駆者として、彼の創りだす「誰も見たことのないジュエリー」は社交界の重鎮たちから高い評価を得ただけでなく、フランス王室はもちろん、世界各国の王室御用達となっていました。

そんなラリックがアール・ヌーヴォー作家として名声を確立したのは、1900年に行われたパリ万国博覧会でした。ラリックは宝飾作品を出品しグランプリに輝き、同年、あのナポレオン・ボナパルトが創設したフランスの最高勲章、レジオン・ドヌール勲章を受章しました。

 ・アールヌーヴォーからアールデコへ

パリ万博を頂点に、時代はアールヌーヴォーからアールデコへと移り変わり、1907年、ラリックは香水メーカー『コティ』のボトルデザインを担当し大ヒットしたことで、ガラス作家として本格的に活動を始めたのです。

 ・オリエンタル急行や豪華客船とラリック

香水瓶だけでなく、テーブルウェアやアクセサリー、置き時計、花瓶など広く手がけたラリックですが、オリエント急行の客車や豪華客船ノルマンディー号のインテリアデザインも手がけました。

港区白金台にある東京都庭園美術館(旧皇族朝香宮邸)の正面玄関のガラス扉もラリックの作品です。

2.ラリックの価値・相場・買取価格

出張買取『池屋』のWebサイトで使用したラリックの香水瓶のフリー素材

ジュエリーデザインからガラス工芸、高級レストランやホテル、邸宅などの室内装飾や噴水、ステンドグラスに列車や豪華客船の内装、ロールスロイスやジャガーなど高級車のボンネットの先端に付けるカーマスコットなど、さまざまな分野で作品を残したラリック。

気になるのはラリックの相場や買取価格ですよね。これほどまでの歴史があり王室御用達にもなっているメゾンブランドですから価値が高いのは当然です。しかしラリックは長い年月にわたり世界中で人気の高いブランドですから、非常に多く出回っているアイテムとも言えます。同じ型番でもラリック本人作のものなどいわゆる初期作品と、ラリックの工房で今でも大量生産されているものとではその価値に雲泥の差があります。

 ・「アンジュ」のペアグラスは5千円前後

状態、年代にもよりますが、ラリックの作品はどの買取業者でも買取ってもらえます。特にワイングラスやビアグラス、ゴブレットやタンブラーなどの人気シリーズやアイテムは良く売れるアイテムですから商売しやすいと言えます。

人気シリーズの「アンジュ」は、フランス大聖堂にある「微笑みの天使」という彫刻がモデルになっていると言われています。シャンパングラスならペアで5千円〜、デキャンタなどが揃っていれば数万円になるでしょう。

 ・「ルーブル」のクリスタルステムは数万円

同じく人気シリーズ「ルーブル」は、その名の通りフランスのパリにある「ルーブル美術館」から名付けられたとされています。

ワイングラスやビアグラスなどがあり、やはり相場は5千円前後。古代エジプトの象形文字が刻まれた、サテン仕上げのクリスタルステムであれば数万円が期待できます。

 ・ラリックといえば香水瓶

ラリックのアイテムでアツいのはやはり香水瓶でしょう。収集し甲斐のある、ビンテージの香水瓶、初期の作品などは掌に収まるサイズでありますが、一個で新車の軽自動車が買えちゃうくらいの末端価格で取引されることも珍しくありません。印籠や根付、万年筆コレクションのような、「小さいけど凄い」世界なのです。買取業者的にも「欲しい」アイテムなのですが、それだとやっぱり大手買取会社が莫大な宣伝費を使って狙っていますので当店のような小さな業者にはなかなか回ってこないものでもあります笑 でも莫大な宣伝費や人件費をかけていない分、その業者より高く買える自信はあります。

一応金額ですが、ここ30年くらいのものでバブル期に流行ったニナリッチみたいな一応ラリックの香水瓶は大量に出回りすぎていて大した金額にはなりませんが、やはり古い年代のラリックは高いです。今のカタログに載っていないものや限定品は特に良い金額が期待できます。

 ・同じ作品でも高額なのは初期の作品。

ラリックの作品の中でも、例えば花瓶は以下のような金額で取引されたこともあるみたいです。もちろんいずれも、今でもラリック工場で大量生産されているラリックではなくて、初期の作品か、初期に近い古い製造のものです。同じラリックでも、全く同じ型でも、大量生産されているモノとは全く別物と考えるべきでしょう。

・花瓶「バコーントゥ」・・・10万円〜
・花瓶「ARCHERS(射手)」・・・20万円〜
・花瓶「バッカスの巫女」・・・100万円~

その他、ラリックには次のようなシリーズがあります。

・イロンデル
・ユロット
・エリザベート
・ミューズ
・ファムアンティーク
・ブルゴイユ
・ペルル
・オンディーヌ
・アンファン
・フレール
・カクタス  など

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3.ラリックの買取なら出張買取専門『池屋』へ

出張買取の池屋で買い取ったラリックの香水テスター『ドルセーの名声』

当店で買い取ったラリックの逸品・香水テスター『ドルセーの名声』

ラリックの歴史や作品の価値・買取相場についてご説明しましたが、当店で買取りを行っていて、ラリックについてはこんな面白いと言いますか、驚きのエピソードがあります。

 ・香水テスター『ドルセーの名声』

写真のガラス瓶は、当店が鎌倉市のお客様から買取らせていただいたラリックの香水テスターです。当店の買取史の中でもトップクラスの逸品。日本では箱根ラリック美術館に収蔵されている作品『ドルセーの名声』です。1920年に香水メーカー「ドルセー」から依頼され、ラリックが製作した香水テスターなんです。

花の形の蓋には、小さく香水の名前が刻まれています。小さくといっても拡大鏡で見ないと分からないほど小さいんですが、それほど細部にまで心配りするからこそ、130年もの間、愛され続けてきたのかもしれませんね。

 ・ラリックの逸品が危うくゴミに・・・

ところで、この『ドルセーの名声』。当店で買取りに伺った際、どこに置かれていたと思いますか?

海外のオークションでもなかなか出ない代物です。さぞや大切に飾られていたのだろうと思いきや、トイレの洗面所に放置されていたんです・・・。このような銘品・珍品があわやゴミとして捨てられるところ、無事に買取らせていただけて何よりでした。ご自宅やご実家の整理・片付けをされる際は、是非当店へお声がけください。

ご自分で購入された品物でないと、価値が分からなくてゴミに出してしまうご家庭は少なくありません。このドルセーの名声のように貴重な逸品・お宝をゴミとしないためにも、当店でひとつひとつ丁寧に拝見し査定されて頂きます。

当店の特徴についてはコチラをご覧ください。
処分にお困りの品物、無料で査定いたします。

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 ・箱根のラリック美術館で優雅なひと時を

余談ですが、箱根にはラリック美術館があります。そこには、初期のジュエリー作品から後期のガラス工芸品をはじめ、数多くの作品が展示されています。

レストラン内には、ラリックがインテリアデザインを手がけたオリエント急行のサロンカーも特別展示されています。ガラスパネルが150枚以上使われている車内は一見の価値あり。お茶を飲みながらラリックの世界を堪能する、というのも悪くないですよね。新型コロナが終息したら、箱根に行かれた際には是非、立ち寄ってみてください。

大切な品物、少しでも高く買取させていただきます。

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