一昔前の家庭では暖房器具として、一つか二つの火鉢はあったものです。

たいてい、昭和の時代に作られた火鉢は陶器で出来ていて、断熱のために灰を入れてその上に炭を置いて使われます。炭の火で部屋全体が温められますし、五徳を使ってお餅を焼いたり湯を沸かしたりすることもできます。そのように火鉢を囲む情景は、古き良き日本の冬の風物詩と言えるかもしれませんね。

そんな火鉢ですが、時代とともに性能の良いストーブやエアコンなどの暖房器具の普及や、また住宅事情が変わって行き 現代の気密性の高い住宅で使用すると、一酸化炭素が充満してしまうことなどもあり、次第に家庭内での出番は無くなり、今は庭に放置してあったり物置や蔵にしまいこんである状態で忘れられている存在でしょう。

古い火鉢って売れるの?価値があるの?

→はい、現代では暖房器具として使うのでは無く、水を張ってメダカを飼ったり、ワインクーラーとして使ったり、和を演出するインテリアとしての利用価値がありますので、一定の需要はあります。しかし、一般的な陶器の火鉢に希少性はなく、高値で売れるようなものではありません。例えば上の画像の、染付けと言われる比較的時代が古く人気のあるタイプの火鉢ですが、状態が良く大きいものなら、一つ4000円〜で買取りができると思われます。また、陶器の火鉢以外にも、木製で内側に銅板が貼ってあるタイプの火鉢や、外側が竹で編まれたタイプのもの、装飾がしてあって、切り株をくりぬいたようなタイプのものも良くあります。これらのものは現代でも茶道具としての価値がありますので、陶器のものより評価が高くなることが多くあります。

 

少し欠けていたりヒビがある火鉢はどうなの?

→残念ですが、欠けやヒビがあると商品にはなりませんので買取りも引き取りも出来ません。地元自治体のルールに従い、不燃ゴミや粗大ゴミとして処分することをお勧めします。

 

実家に古い火鉢が一個だけあるが、買取りに来てもらえるの?

→基本的に火鉢一点のみでの出張は実施しておりません。火鉢以外にも取扱品がある場合には出張対応させていただきますので、是非 他のものと併せてご利用ください。

持ち込み買取りでしたら、一点からでも承りますので、お気軽にご利用ください‼︎