自然の美しい植物や花を室内でも楽しみたい、という思いは万国に共通しているようで、世界中どの国にも花瓶のような道具は存在しています。
食器のように生活必需品というわけでもないものですが、花を生けるという目的を超えて 古来から陶器、ガラス、金属など 様々な材質を用い 凝った模様や細工が施された工芸品としての花瓶は多種多様であり、花を生けなくても室内を明るく豪華に彩る存在感のあるインテリアの一部でもあります。

・どんな花瓶が価値があるのか?
→もちろんこの日本でも古来から花瓶や、花道具の花器としての花入れなど多様なタイプのものがあり、一般家庭には一つや二つの花器は存在していることでしょう。その中でも買取りになる花瓶や花器は、その見極めとして

いつの時代のものか誰が作ったものか

という点が重要になります。

下の画像の花瓶は1950年代の中国で作られたもので、中国の伝統的な花瓶の形と、粉彩の絵付けが良く描けた評価の高い花瓶です。

このようなタイプの物で時代の古い物でしたら、買取金額も5万円~と高評価になります。

例えば、新しいもの。ここ50年以内に作られたようなものは、人気のあるメーカーが作ったもので無い限り、ほとんどの場合で買取り評価が難しいものになります。

しかし、古さにかかわらず、人気のあるメーカーや作家、ブランドが作る花瓶は買取り評価することができます。

そして、その見極めにはやはり元の保管箱であったり、付属品の栞や布が残っていることがポイントです。それらがなくても判断することはできますが、評価としては付属品のあったほうが高くなるものです。

中には、箱書きや銘が読めずに価値がわからず、長年押入れに仕舞いっぱなしになっていた花瓶が実は人間国宝の作品で、数十万円の値が付いたというケースもあります。しかし、えてして箱書きや銘というものは毛筆の判読しずらい文字で書かれているものですが、そこを見分けることができるのがプロの仕事です。

お片付け中などにもし古い花瓶などが出てきたら、ちょっと聞いてみるだけ、でも是非お問い合わせ下さい‼︎

画像一枚いただければ、概ねの判断はすぐにできます。