掛け軸の種類は季節の折々や年中行事に関係する絵柄だったり、また縁起事や各家庭の宗派の墨書の軸であったりと多種多様です。
昔ながらの日本の家には床の間という、そのような掛け軸を飾るためのスペースが設けられており、それぞれに応じた題材の絵柄や書の軸を架け替えて生活を彩っている、調度品で、室内装飾の一つです。

四季の変化に富み 長い歴史の中で様々な年中行事のある日本ですから、歴史ある家には一軒のお宅で数十本の掛け軸を持っていることも珍しくありません。

・どんな掛け軸が価値のあるものですか?

→年代にかかわらず、ただ古ければよいということでもなく、何と言ってもやはり「誰が書いた掛け軸か」そして「それは本物か」

という点が重要です。有名な作家であるほど、世の中には多くの偽物が流通しています。そもそも掛け軸に書いてある文字がなんと書いてあるかわからないことが多いでしょう。

それを見極めるのはプロの仕事ですが、

文字が読めなくてもある程度見分けることができる、いくつかのポイントをお知らせするとしたら、

まず付属品や軸装を良く見ることです。付属品として箱はついているでしょうか?次にその箱は元々の箱かどうかを見極めることが必要になります。また軸装と言って、掛け軸に使われている紙や布、軸先の材質や細工を見ることも見極めのポイントの一つです。それらの年代を読み取ることができれば、真贋の判断の裏付けを得ることができます。

しかしポイントを押さえたとしても、掛け軸を見極めてそれを買い取り、それからそれを販売し、利益を得ることは一朝一夕ではとてもできるものではなく、やはり経験と人脈がものをいう分野と言えます。

ですから、慎重な見極めが必要となる掛け軸の査定、買取は画像査定や宅配買取、お電話での大体の金額のお知らせなどは対応できかねます。

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