島根を旅行してきました 飛行機から宍道湖を照らす夕陽

 

 

・普段よく使うけど意味がよくわかっていない日本語はたくさんあると思います。その代表格に、ちゃんと。という日本語があります。

ちゃんと。どんな時に使いますか、家庭の中だったら例えば子供さんや旦那さんに対して「ちゃんとしなさい」と、もしかしたら1日に何度も使うかもしれませんね

あるいは家事や仕事においても「ちゃんと」しようと意識していたり

街中でちゃんとしてない人を見かけたら少しイラッとしてしまうかもしれません

ちゃんと。何とも不思議な発声ですが意味を少し調べてみました。

ちゃんと(チャント)とは

・完全できちんとしているさま

・真面目、立派なさま

・間違いなく、秩序正しさ

・しっかりとしているさま

・さっさと、素早く

語源は「丁と」(ちょうと)から。丁々発止。丁とは刀などが打ち合う際の音を表したもの。丁々発止と刀が合わさり音を立てるように物事をしっかりと素早く行うさまを丁と、と表現した

↑のような意味のようです。

 

考えます、自分はいち買取業社として、ひいては1人の日本人として、チャントしているだろうか。こうした稼業に携わる者として、どうしたらちゃんとしている業者だと見てもらえるだろうか。

一体どんな業者がちゃんとしている業者なんだろうか?

自分が仕事を依頼する時に、どんな人に、業者に頼むだろうか。こんなことがありました

つい最近のことです、母が暮らす実家のエアコンがもう古いので新調しようと、エアコンの業者さんを探しました。自分はこういう稼業で長年、個人事業主をしておりますので、買い物ひとつするにもいちいち考えます。

「ちゃんとした」家電量販店で店頭価格のエアコンを購入し、大手に搾取され疲弊した下請けの業者が取り付けに来る。というような買い物は極力したくないのです。そこでたどり着いたのが、メルカリで取付費込みで新品と遜色ない状態の良いエアコンを販売している、「ちゃんとしてる」かどうかまだわからない、個人の業者さんでした。

その職人さんの自己紹介を読んで、ここに頼もう‼︎と、勘が働きました

自己顕示的ではないが、長年の実績と経験が伺える実直な文章と商品説明。

そして実際に来てもらって、

見た目は(失礼)50過ぎのロン毛サーファー風で世間一般の「ちゃんとした」勤め人のようには全く見えないお方ですが、雰囲気(オーラ)爽やかで非常に物腰柔らかく、清潔感が完璧です。素晴らしい仕事ぶり。仕事を楽しんでいらっしゃるんだなあ、ということがわかります。

そして、ほぼ新品のエアコンが取り付け費込みでほぼ半額で付いちゃいました

本当にいい方に来てもらったなあ、選んだ自分ナイス判断。我ながら目利きだな。と満足いたしました。そして早速今度は自宅のエアコンを新たに設置しリピーターとなりました。

これが間違って、「ちゃんとした」有名な大手通販番組や上場企業量販店などで高い値段で買ってしまい

「ちゃんとしてる」風の姿をした、仕事を楽しむどころではない、搾取され疲弊している下請けの業者スタッフがうちに取り付けに来たとしたら

精神的、肉体的に疲弊し経済的にも搾取されストレスフルな状態の人の仕事を見ることになります。そういうオーラって伝わってきてしまうし、いい気持ちにはならないでしょう、

 

自分はいち業者として、

また不惑のいち日本人として、

芸能人を起用したテレビCMや華美な謳い文句。。風呂敷の大きさ。

見た目や看板だけの「ちゃんとしてる風」よりも

本質、中身の「ちゃんとした」を目指し、守っていきたいと心に決めています。そうして、そこを見分けて頂き、選んでいただけるようになりたいと願っています。

また日々の暮らしの中でも、それが見分けられる人間でありたいと願っています。