仏具は供養しなくてOK!3つの処分方法と流れ

「仏具も処分する際に供養したほうがいい?」
「ゴミとして出す場合、何ゴミになるの?」

仏壇は供養してから処分する方がほとんどですが、仏具となるとどしたらいいか分からないという方も少なくありません。

ここでは供養が必要かどうかも含め、仏具を処分する方法とその流れについて解説します。また、仏具によっては買取りも可能なので、そのことについてもご説明します。

ー目次ー

1.仏具とは?ー2つの種類ー

まず初めに、仏具にはどんな種類があるのかについて簡単にご説明しておきます。

仏具とは、仏様を供養するための道具のことで、大別すると「日常用」と「法事用」になります。

私たちが日常の供養で使う仏具には、花を飾る「花立」やお線香を立てる「香炉」「線香立て」、ロウソクを立てる「火立」「灯明立」「燭台」などがあります。

※仏具の種類詳細はコチラをご覧ください
>>「仏具の価値・相場・買取りと処分方法

2.仏具の処分方法とは?

では、仏具の処分方法を具体的に見ていきましょう!
処分には3つの方法があります。

  1. 自分で処分する
  2. 仏壇店やお寺に依頼する
  3. 不用品回収や産廃業者に依頼する

まずは処分の前に供養が必要かどうかについてお伝えします。

2-1.仏具は処分の際に供養しなくてもOK!

「仏具も処分の際に供養したほうがいい?」と疑問に思う方は少なくありませんが、仏壇やお位牌と異なり、一般的に仏具は供養しなくて大丈夫です。

ただし、大切なのはご家族やご親族の方がどう思われるかです。もし処分する前に供養してあげたいと思うのであれば、その気持ちを優先してあげましょう。

2-2.仏具を自分で処分する方法

ゴミ捨て場のフリー素材

自分で処分する最大のメリットは費用が安く済むこと。その分、デメリットとなるのが、分別が面倒、難しいことです。地域によっては、回収してもらえない自治体もあります。

2-2-1.自分で処分する流れと手順

手順1.処分する仏具を分別する

仏具には金属製もあれば樹脂製、木製、真鍮製など様々な素材があります。まずは素材により燃える・燃えない・資源になるか、自治体のゴミ出しルールに沿って分別しましょう。

手順2.自治体へ問い合わせする

ほとんどの自治体では、一辺30㎝以上のものは粗大ゴミ扱いになりますし、真鍮製のものなどは回収してくれない地域もあります。自治体に問い合わせ、通常のゴミとして出せるのか確認してみましょう。

2-3.仏壇店やお寺に処分を依頼する方法

仏具のフリー素材

仏壇仏具店やお寺に処分を依頼する一番のメリットは、キチンと処分してもらえるという安心感ではないでしょうか。やはりゴミとして処分するのは心苦しいという方も多いとは思いますので、その場合におすすめの方法です。

2-3-1.お寺に依頼する場合

お寺に依頼するのであれば、まずは菩提寺に相談してみましょう。遠方であっても、最近は宅配便などでも受付てくれるお寺もありますので確認してみてください。

菩提寺が分からない場合は、近所のお寺に直接問い合わせてみましょう。宗派が違っていても引き受けてくれることがあります。処分費用は「お布施」になるので金額は決まっていませんが、閉眼供養の場合、相場は1万~5万円位です。

2-3-2.仏壇仏具店に依頼する場合

仏壇仏具店の中には、不要になった仏具の引き取りサービスを行っているケースもあります。まずは仏具を購入したお店に直接問い合わせてみるのがいいでしょう。お店によっては閉眼供養も併せて行ってくれるところもあります。

2-4.不用品回収や産廃業者に処分を依頼する方法

不用品回収業者や産業廃棄物の処理業者、遺品整理業者などに依頼する方法もあります。メリットは分別しなくてもいいこと、自宅まで回収に来てくれる点です。

ただし、仏具は特殊処分品扱いとなることも多く、思っていた以上に高い処分費を請求される可能性もありますので、事前に確認してから依頼しましょう。

また、キチンと処分してくれるか心配という方もいますが、気になるようであれば事前にネットの口コミなどで評判を調べてみるのもいいかも知れませんね。

2-5.供養が必要な仏具とは?

仏具は供養しなくて大丈夫とお伝えしましたが、仏具の中には供養が必要なものもあります。

「礼拝仏具(らいはいぶつぐ)」といって、仏像や掛軸などの本尊や位牌、遺影、過去帳、法名軸は家に祀る際、仏壇と一緒に開眼供養をして魂入れをしたと思います。

ですので、これらの仏具を処分の際は、菩提寺で閉眼供養をお願いし、魂抜きをしてもらいましょう。

3.買取可能かの判断はプロにお任せを!

①自分で処分する、②仏壇店かお寺に依頼する、③業者に依頼するという3つの処分方法をお伝えしましたが、最後にもうひとつ、仏具の処分方法をお伝えします。

それが当店のような出張買取店を利用する方法です。

3-1.買取できない仏具でも他のお品物とご一緒に査定します

仏具はご先祖様を供養するためのに使っていたものだけに、やたらに処分するのは心が痛むけど処分の仕方が分からず回収業者に頼んでしまったという方もいるようです。

出張買取に伺うとよくあるパターンです。

仏具自体は、需要が多く頻繁に取引されるアイテムではありませんが、モノによっては意外と高く売れるものもあります。お金をかけて処分してもらうよりは良いのかと思います。

当店では、仏具単体での買取はできないことも多いのですが、仏具以外の書画や掛軸、仏像や木彫像などとご一緒であれば、喜んで査定させていただきます。活かせるものは生かしていきたいというのが当店のポリシーです。

※どのような仏具なら買取可能かはコチラをご覧ください。
>>「仏具の価値・相場・買取りと処分方法

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