勿体ない精神・断捨離して捨てる=物を粗末にすることではない

出張買取を生業とする当店では、断捨離をして不要なものを当店へ売ろう!と大々的に宣伝しているわけではありませんが、断捨離についてはコラムでも何度か取り上げています。

断捨離でネックとなるひとつが、「勿体ない」「いつか使うはず」といった心理です。まだ使えるものを捨てることへの罪の意識ってありますよね。

そこで、今回は勿体ない精神と断捨離について探ってみようと思います。

*併せてコチラのコラムもどうぞ
>>「断捨離がコロナの影響で再ブーム!外出自粛の今だからこそ家の中も心もスッキリ!
>>「断捨離をスムーズに進めるやり方の基本
>>「実家の断捨離・親の家の片付け問題
>>「60歳までに断捨離すべき5つの理由

ー目次ー

1.勿体ない精神=捨てないこと?!

もう15年近く前のことになるでしょうか。

環境保護活動家のワンガリ・マータイさんが日本の「もったいない精神」に感銘を受け、その精神を多くの人に広めようと動いたのです。

その結果、「MOTTAINAI(もったいない)ムーブメント」が世界各地で起こり、一躍脚光を浴びた「勿体ない」という言葉。覚えていらっしゃる方も多いのでは?

1-1.勿体ないとは?

そもそも「勿体ない」という言葉はどんな意味で使われるのか?
デジタル大辞泉にはこう書かれています。

「有用なのにそのままにしておいたり、無駄にしてしまったりするのが惜しい。」

つまり、捨てることが勿体ないのではなく、「使わない」「無駄にする」ことが勿体ないということです。

1-2.勿体ない=物体ない

もともと「もったい」という言葉は、「勿体」ではなく「物体」という漢字を使っていたそうです。

物のあるべき姿や物の本質的な姿を意味しているわけですが、その「物体」を「ない」で否定しているのが「もったいない(物体ない)=勿体ない」。つまり、その物の本来あるべき姿がない、ということになります。

1-3.勿体ないは仏教思想に通じる

この「もったいない」という言葉、その語源を辿ると「空」「縁起」といった仏教思想に通じる意味があるといいます。

この「空」「縁起」という言葉は仏教思想の核心とも言われ、「この世のすべての物事は繋がっている」「この世には当たり前のモノなど存在しない」という意味合いがあるそうです。

1-4.勿体ないはモノへの感謝の言葉

すべての物事が繋がっていて、当たり前に存在するモノなどないからこそ、その存在は有難く、そのモノたちが私たちに与えてくれた恩恵に対する感謝の思いを表現した言葉が「もったいない」です。

だとすれば、使わずに埃まみれになったモノたちは、感謝をされている状態だと言えるのか?ということになります。

1-5.それでも捨てられない理由

今後も使う予定のないモノを手元に置いておくのは勿体ないこと。
そこで浮かび上がってくる選択肢が

  • 他に使ってくれる人を探す
  • 「お役目ご苦労様でした」として捨てる

なのに、それでも捨てたくない、手離したくないとこだわるとしたら、それはなぜなのか?

それこそが、まさに「モノへの執着」であり、その奥を紐解くと「心の執着」があぶりだされてくるわけです。

2 使う・愛でることこそ断捨離の本望

以前のコラムでもお伝えしましたが、断捨離はただやみくもに捨てればいいと提唱しているわけではありません。では、断捨離提唱者の「やましたひでこ」さんは、断捨離で何を捨てろと言っているのでしょうか?

2-1.断捨離は執着を「捨てる」こと

断捨離の最大のコンセプトは「モノへの執着を捨てること」です。

執着を捨てることで、身も心もスッキリと軽くなり解放されるのが断捨離の目的だとやましたひでこさんはおっしゃっています。

単にモノを捨てるのではなく、捨てることで自分のモノへの執着、心の執着を捨てることに繋がるわけです。

2-2.捨てない=大切にしてるわけじゃない

断捨離をしたことのある方なら感じたと思いますが、捨てないから大切にしているわけじゃないということ。

「いつか使うだろう」「捨てるのは勿体ない」からと押し入れや納戸にしまいっぱなしで埃まみれになっているとしたら、それって本当に大切にしていると言えるのか?ということです。

2-3.あえて「使う」という選択肢もあり

例えば、お客様用に揃えたお布団や食器など、きっと皆さんのご家庭でも「いざ」「万一」に備えて用意はしてるけど、使うこともほとんどなく眠っているものがひとつやふたつ、ありますよね?

「主人が働いていた時は、時折、部下の方を泊めることもあったし、お正月には親戚が泊りに来たりしてそれなりに使ってたけど、今は使うこともなくなっちゃったわねぇ」

こんな声が聞こえてきそうですが、こうした「今は使っていない特別なモノ」があったとしたら、思い切って自分たち用に使ってみてはいかがでしょう。

仕舞いっぱなしで活躍の場がなかった、食器やお布団たちの喜ぶ姿が目に見えてきますし、いつもの日常をちょっと贅沢な気分にしてくれると思いませんか。

3.勿体ないと思ったら出張買取の池屋へ

「近所にリサイクルショップが無い」
「貰ってくれる人を探すのが面倒」
「できたら買取ってほしい」

そんな風に思っている方は、是非、当店へご相談ください。

3-1.新たに使ってくれる人への橋渡し

勿体ないという言葉について色々と語りましたが、「勿体ない」という気持ちは大切にして欲しいです。僕らもやはり「物を大切に」と育った世代ですから、勿体ない精神は沁みついています。

なので、そんな勿体ない世代の方にこそ利用してほしいのが、僕らのような出張買取業者です。この箪笥、引出しが多くってカッコいいですよねぇ。

当店で買取させていただいた箪笥なんですが、この箪笥のようにAさんにとっては不要でも、まだまだ使えるものってたくさんあります。これをゴミとして処分してしまうのはやっぱり勿体ないですよね。

使わないけど勿体なくて捨てられないというモノがあれば、新たに使ってくれる人を探す―。
それが「橋渡し役」としての僕らの仕事です。

3-2.品物を運んだり梱包する必要がなく手間いらず

出張買取が便利なのは、ご自宅やご実家、別荘やオフィスなどご指定の場所へ訪問し、その場で査定・買取してくれる点です。

もちろん、すべてが買取可能なモノばかりではありませんが、意外なモノに高値が付くこともありますし、何より、大切に使っていたモノを別の誰かが使ってくれると思うと嬉しいじゃないですか。

査定は無料なので、まずはお気軽にお問合せください。

 大切な品物、少しでも高く買取させていただきます。
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