・身近な存在であるそろばん→そろばんの発祥はとても古く、諸説ありますが古代メソポタミア文明では石などを用いて現在のそろばんに近い方法で計算が行われていた記述があり、日本でも今から400年以上昔、江戸以前の時代には現代のそろばんとほぼ同じ物が使われていたようです。
日本ではそろばんは学校の授業や塾などでも使われているもので、どこのご家庭にも一つや二つのそろばんはあるものと思われます。
・どんなそろばんは価値のあるものなのか?
→それは「つくられた時代」 そして「希少性次第」です。
学校の授業で使っていたような一般的なそろばんには何の価値もありません。
例えば江戸時代に藩のお勤めで当時のお侍が使っていたような、時代の古いもの。
江戸時代 幕末まで、西洋の計算法が採用される以前は当時の和算で高度な計算をする上では、現在のそろばんよりも珠の数が多い、七つ珠のそろばんが使われていました。例えば 藩の職務で年貢の管理や藩の経理をするような場面では、その七つ珠をいつも持ち歩いていたことでしょう。このような、江戸時代に実際に使われていたそろばんは、現在良い状態で残っているものが少なく、稀少性が高いですから高価買取になりやすいと言えます。
また、また伝統工芸品として評価の高い産地によるもので、作家の手によるものは買取評価することができます。一つとして、現在でも受け継がれている 雲州、つまり現在の島根県で江戸時代から作られてきたそろばんは、優れた素材と職人によって優れた品質のそろばんの産地として名高いブランドの算盤です。その雲州の作家によるもので、
そろばん自体に作家の記名があり、箱の表面と内側にも墨書きと落款のあるものは、作家によるものとしての評価をすることができますので、高価買取が期待できます。
そして買取にお伺いすると良く見るのは、昭和初期〜中期に商店などで実際に使われていたような、普段目にするそろばんよりもふた回り以上大きくてがっしりとした木製のそろばんです。このようなタイプのものは懐かしのアイテムとして人気がありますが、非常に多く出回っているものですので、買取金額は安くなる場合が多いと言えます。
例えば家の片付けをしていて、このようなそろばんが見つかり、価値の気になる場合には お気軽にお問い合わせください!
数量、内容、エリアによって、出張 もしくは宅配にて対応させていただきます。是非、他の取扱品も共にご用命下さい。