出張買取の池屋で買い取った中国製の茶托

お客様にお茶をお出しする際に使用する「茶たく(茶托)」。
ご自宅やご実家の食器棚の奥や納戸などに、使っていない茶托がありましたら、出張買取の『池屋』にお譲りください。

「えっ?茶托なんて買い取ってくれるの?」

そんな方のために、茶托の価値や相場、買取りについてご説明します。
 
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内容により大阪や愛知、埼玉、茨城他も対応可能です。

ー目次ー

100年位前の中国製の錫の茶托

上の写真の茶托は、当店で買取らせていただいた茶托です。

実はこの茶托、今から100年ぐらい前のモノ。
昭和初期に日本に持ち込まれた、中国製の錫でできている茶托なんです。

本当なら10枚以上のセットで、キチンと木箱に入って保管されていたはずなのですが・・・汚れてくすんでいたためか、ゴミ袋に入れられ、処分されそうなところを買取らせていただきました。

泰蔵六などの作家モノが値段も高くなる

骨董品の始まりは茶道具から

骨董品の始まりは茶道具から。茶托は茶道具のひとつでした。

皆さんは茶托というと、どのようなモノをイメージされますか?

木製の茶托、朱塗り、黒塗りの茶托、木製のように見える樹脂のモノ、木彫りの茶托や漆塗り、鎌倉彫り、ラタンの茶托にウレタン塗りの茶托。実にさまざまな材料、塗りの茶托があります。

形も基本は丸ですが、四角や楕円、花の形、花びらの形のモノなど実に様々です。

・黒田辰秋作の茶托で状態が良ければ7万円

上記の茶托の中にも価値があるモノはあります。
当店でも高値で買取らせていただいたことがあります。

ただし、高額買取となると人気作家であることが重要です。

たとえば・・・

・黒田辰秋作の茶托・・・3万円~4.5万円

同じ黒田作の茶托でも、けやきのモノですとは2.5万円~4万円ぐらい、けやき製の漆の茶托になると4万円から、状態などにより7万円で買取ってもらえることもあります。

・泰蔵六作の茶托で共箱もついて10万円前後

泰 蔵六作であれば、4世(4代目)の作品が一番上質だとも言われています。
4世・蔵六は「京都金属工芸協会」の会長を務めた経歴もあり、金属工芸の発展に寄与した人物です。

純錫製で漢詩が彫られ、5枚セットで共箱(保管用の箱)に入った茶托ですと10万円前後が相場になります。

・沈存周作なら傷みがあっても10万円前後

沈存周という中国の作家の錫製の茶托で、詩文が刻まれているモノは傷みがかなりあっても10万円前後、状態(コンディション)が良ければ業者市場で数十万円以上の値段が付くこともあります。

他には本間琢斎、飛来一閑、山田宗美、中川浄益造、香取正彦、川北良造、大野昭和斎藤、十代中川浄益、玉川宣夫、金谷五郎三郎、大島如雲などの作家の茶托であれば、価値もあり相場も高くなります。

これらの作家であれば、状態(コンディション)にもよりますが、2万円~10万円が相場になっています。

・有名作家でなくとも、古い茶托は買取り可能

「やっぱり有名な作家のじゃないとダメなのね・・・」

と、いうことはありません!

冒頭の写真の茶托は錫製ですが、銀製、銅製など金属製の茶托であれば煎茶道具としての価値がありますので、作家のものでなくとも充分魅力的であり、中国茶、煎茶ブームで需要が高くなっている現在は非常に喜ばれる商品のひとつです。

日本では、過去に煎茶が流行した時期があり、その時期に本場中国から持ち込まれた茶托などの煎茶道具は、本国では文化大革命の事情からその後姿を消してしまいます。

そうした状況から、失われた自国の芸術、文化を取り戻す意味でもバイヤーたちが努力しており、日本国内に眠る煎茶道具、茶托などの古い中国製品の価格は高騰しているというわけです。

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作家物の場合、高い茶托かを判断するのは箱入りかどうか

作家物の茶托は、キチンと箱(共箱)に入っていることが多いので、「箱入りかどうか」が高額買取可能かのひとつの目安になります。

箱の正面に「作家名」と「作品名」が記されていることが多いのですが、文字がちょっと崩されている「行書」や、さらに崩されている「草書」で書かれていることもあり、書に親しんだことがなければ読めないかもしれません。

・茶托の枚数が揃っているかも目安

高く買取ってもらえるかのもうひとつの目安は、枚数が揃っているかどうかです。

基本的には5枚1組で、残念ながら1枚でも欠けてしまうと買取価格は若干下がってしまいます。

いずれにせよ、時代物・貴重なモノであれば骨董品としての価値はあります。

その辺の判断は一般の方にはなかなか難しいと思いますので、当店のように1点1点、丁寧に査定する買取業者にお任せください。

当店の特徴についてはコチラをご覧ください。
大切な品物、少しでも高く買取させていただきます。

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