遺品整理や実家の片付けをしていると、ときどき出てくる茶道具セット。ホコリを被っているし、もう使わないからとポイッとゴミ袋に入れてしまいそうになりますが、ちょっと待ってください。実はそれはかなり希少なものかもしれません。希少価値が高い査定価格がアップする茶道具をご紹介します。
茶道具は高価買取ができる
茶道具は昔からコレクターの間で人気が高く、高価で取引されています。リサイクルショップなどで売ることもできますが、物の価値を判断できる人に見てもらわないと、安値で買いたたかれてしまい後悔することになります。
家の中でガラクタのように転がっていたとしても、だれが作ったか分からないようなものでも、必ずプロに見てもらうようにしてください。
茶道具にはどんなモノがある?
茶道具と言ってもいろいろあります。代表的なものとして茶碗、茶筅、茶器(茶入や棗)がありますが、ほかにも茶に使う湯を沸かすための茶釜、茶釜に水を足したり茶碗などを洗う水を貯めておいたりするための水指(みずさし)もあります。
また茶碗を拭くために使う茶巾、茶釜の蓋などを載せておくための蓋置、使った湯や水を捨てるための建水(けんすい)、香を入れておく香合(こうごう)や茶杓、花入などもそうです。
流派ごとに形状や材料が異なる茶道具もあります。たとえば茶筅を例に挙げると、表千家では煤竹、裏千家では白竹、武者小路千家では黒竹を使った茶筅を用います。形状もそれぞれ異なります。一つだけでも貴重なものがあるため、捨てないようにしてください。
池屋美術の買取実績
以前、器の側面に漢字が彫られている茶道具を買い取らせていただきました。
大正時代に生きた方のご遺品ということでしたが、中国からお土産で持ち帰った物か戦前期に唐物(中国風)が流行った時期に購入されたものかもしれません。このような戦火をくぐり抜け災害を切り抜けて捨てられずに残ったその時代の品物は、希少価値が非常に高くなります。
買取価格が高くなる希少価値のある茶道具とは?
それぞれの流派で使われている本格的茶道具は高価買取される可能性が当然高いわけですが、先ほど書いたように、大正から昭和初期ごろに購入され、今だに捨てられずに残っている茶道具は、その存在そのものが希少であり買取価格が高くなる品物です。
昔から家にあったがゆえに大切に扱われていないこともしばしばで、物置や倉庫にそれこそポンッと捨て置かれているような状態で見つかることがかなりあります。
遺品整理や片付けをしているときに茶道具が出てきたら、古いからとか使えそうにないからとか汚いからなどの理由で処分することが決してないようにしてください。
茶道具を高く売るためのコツ
茶道具をできるだけ高く売るための簡単なコツをご紹介します。
共箱を見つける
器を入れていた箱(共箱)には、それを作った作者名や銘と言われる茶道具に付けられた名前、花押(かおう)という署名代わりに記される記号のようなものが入っていることがあります。これらが分かれば査定価格が大きく変わる可能性があります。なくても査定できますが、できる限り箱は揃えるようにしてください。
セットで出す
茶道具は一式まとめて出すと査定価格が上がります。どんな小さなもの(布や紐)でも、あるものはすべて捨てずに保管しておきましょう。
査定に出す前の手入れは簡単に
多少汚れていても査定にはほとんど関係ありません。手入れはホコリを払うくらいに抑えておきましょう。見つけたキズなどを自分で直してから査定に出すと査定価格が下がることがあります。現状のままお出しください。
茶道具を売るなら池屋美術にお任せください
「こんな汚いのだれも使わないよね・・」と思わないでください。弊社は相場価格をしっかり把握しているため適正な買取価格をご提案することができます。対象エリアへの出張、お見積もり、ご相談すべてを無料で承っております。ぜひご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
また茶道具以外にも骨董品、美術品、工芸品、さらに古家具や雑貨、古本、楽器など幅広く古物全般の買取・査定を行なっております。合わせてご利用ください。