日本の伝統文化のひとつ「茶道」。
皆さんは、「大東京茶会」をご存知ですか?
日本の伝統文化を日本のみならず、海外にも広く周知してもらうため毎年秋に行われている、誰でも参加できる大規模なお茶会のこと。最近では海外からの観光客もたくさん参加されているようです。
茶道というと堅苦しい習い事のイメージを抱く方も少なくありません。そこで、今回は茶道を身近なモノにしてくれた、お茶がテーマの映画『日日是好日』に登場する茶道具についてお伝えします。
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ー目次ー
お茶を通して知る「日々のしあわせ」
2018年に公開された映画『日日是好日』は、この年の9月に亡くなられた樹木希林さんと若手実力派女優の黒木華さん主演の作品で、ご覧になった方も多いのでは?
タイトルに「お茶が教えてくれた15のしあわせ」と付いていますが、この映画を観れば、主人公の典子がお茶を習ったことで知ったしあわせの意味がわかる、しみじみと味わいたい映画のひとつです。
・原作者が25年通った茶道教室の先生がモデル
この映画の原作はエッセイストの森下典子さん。希林さん演じる茶道の武田先生は、森下さんが25年通った茶道教室の先生がモデルになっています。
武田先生というのは仮名ですが、実は映画の中で使われている茶道具。すべて武田先生からお借りしたものだとか。
掛軸や花も立派な茶道具
茶道の道具と言えば、一般的にはお湯を沸かす釜や茶碗、茶杓、茶筅、茶巾、水指、菓子器などが思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし、お茶を習っている方であれば、茶室の床の間に飾る掛軸や茶入・茶花も茶道具にあげるはずです。
・季節や自然から豊かさを学ぶ「茶道」
「掛軸や花も茶道具になるの?」
と思われた方もいることでしょう。もともと茶道とは、千利休が説いた「四規七則」を体得する道。美しい所作やおもてなしの心を学ぶだけでなく、季節や自然を肌で感じて心を養うための道です。
この映画の中でも、茶道を通して季節や自然と触れ合うシーンが随所に登場します。
ある時は床の間に『風』と書かれた掛軸と花が飾られています。掛軸をよく見ると「風従花裏過来香」と書かれてあります。
「かぜ かりより すぎきたって かんばし」
風が花のそばを通り抜け、花の香りも一緒に運んでくるという意味ですが、何とも風情があり、そこには日本の四季が感じられます。
例え部屋の中であっても、季節の花や茶菓子、茶碗の図柄、掛軸に書かれた言葉などで四季の移ろいを感じられるのが茶道の世界観なんでしょうねぇ・・・。素敵すぎます。
映画の中で見つけてほしい2つの銘品
そうそう、この映画の中で皆さんにも見つけてみてほしい銘品が2つあります。
・萩焼の窯元 坂高麗左衛門の水指
1つは坂高麗左衛門の水指です。
坂高麗左衛門は山口県萩市の窯元。萩市と言えば萩焼ですよね。
かなり以前になりますが、テレ東の「開運なんでも鑑定団」で十一代坂高麗左衛門の茶碗に、70万円の値段が付いたことがあります。
・裏千家13代目家元 即中斎州匠の掛軸
もう1つは、即中斎州匠の掛軸です。
即中斎は裏千家の家元。即中斎州匠は、その13代目として1937年(昭和12年)に家元を襲名。物資の乏しかった戦前を経て、戦後の茶道界を復興させた功労者として「昭和の大茶人」とも言われる人物です。
坂高麗左衛門の水指と即中斎州匠の掛軸、是非、見つけてみてくださいね。
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