親がひとり暮らしなら死後はどうなる?|葬儀から遺産整理まで

近年はひとり暮らしか夫婦で暮らしている高齢者が増えました。気軽なひとり暮らしですが、子ども世代にとって気になるのは、死後のことではないでしょうか?ひとり暮らし世帯の場合、同居では必要ない懸案が出てきます。あたりまえだといわれていることができなかったりします。この記事では、親がひとり暮らしの場合、考えておきたいことをまとめました。親が元気なうちに話し合いをしておけば、後悔が少ないと思います。参考にしてください。

ー目次ー

高齢者がひとり暮らしをするようになった時代

 平成29年版高齢社会白書によると、2017年の高齢者のいる世帯は全世帯の約半分と推計されています。そのうちの過半数が、「単独世帯」・「夫婦のみ世帯」です。

65歳以上の高齢者の子供との同居率は、昭和55(1980)年にほぼ7割でしたが、平成27(2015)年には39.0%で、同居の割合は大幅に減少しています。単独世帯と夫婦のみの世帯を合わせると、子どもと同居している世帯より多くなります。

いま高齢者のひとり暮らしか夫婦2人暮らしが一般的になっています。そして、現在、夫婦2人暮らしでも、ゆくゆくは、ひとり暮らしになるかもしれません。

 

 

 

親がひとり暮らし|死後はどうなるのか?

親がひとり暮らしだった場合には、同居に比べて死後の様子はずいぶん違います。大きな決断がともなうので、もしもの時にあわてないよう、生前親子で話し合っておくといいでしょう。

一般的に大きく違ってくるのは、次の4点です。

  • 自宅での葬儀・法要は困難
  • お墓をどうするかを決める
  • 遺産整理は、関係者が集まって実施
  • 住んでいた家や土地の片づけまで必要

 

自宅での葬儀・法要は困難

同居人がいれば、自宅で法要を行なうことは可能でしょうが、ひとり暮らしの場合、主がなくなってしまうと、勝手がわからない場合が多いでしょう。

主のいない住宅で葬儀・法要をおこなうのは、困難です。

いまは、寺院や葬儀場で法要ができます。一度ご遺体を自宅に返したいという要望にも、パックで対応してくれる場合もあります。希望があればお願いしましょう。

もし、自宅に戻れない場合であっても、庭の花を飾るなど、できる限りの心づくしで送り出せば故人も満足に違いありません。

法要は、1年、3年、7年……と、長期にわたっておこわれるものです。住む人がいなければ、法要のためだけの住宅の維持は難しいでしょう。法要をおこなわないかたもいらっしゃいますが、寺院で実施することもできます。

 

 

お墓をどうするかを決める

ひとり暮らしの場合、墓を建てれば墓守を決める必要があります。立派なお墓を立てたとしても、荒れてしまっては供養になりません。

墓守をする人がいないのであれば、供養塔に合祀していただき、永代供養をお願いする方法もあります。

もし、いままで守ってきた墓があるのなら、墓じまいをして供養塔に収めるという形式も増えてきています。

お寺ごとに、永代供養の方法は違いますので、一度、お寺に相談するほうがよいでしょう。

 

遺産整理は、関係者が集まって実施

相続の関係者が複数いる場合は、遺産整理は集まっておこなう必要があります。

よかれと思って、ひとりでおこなうのはトラブルのもとです。

最初は売却も視野に入れて実施しましょう。業者の選定で大切にしたいのは丁寧さ。故人が大切にされていたものを、雑に扱わない業者を選びましょう。

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出張買取の池屋の査定・買取をしている風景

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住んでいた家や土地の片づけまで必要

ひとり暮らしの場合、住んでいた家や土地の片づけまで実施しなければなりません。

空き家を放置すると、窓を割られる、火をつけるなどと、荒らされる危険もありますし、固定資産税もかかります。

くわしくは、相続した財産は放置しないで!|売却が早い方いい理由とは?をごらんください。

片づけは、業者にお願いすると視点が変わり、最後の最後に、金券が出てくることもあります。個人での片づけにこだわらず、業者もうまく使って進めるといいでしょう。

 

死後の話は元気なうちに

死後のことを話題に出すのは元気なうちをおすすめします。できれば、家族が集まった時に大勢で聞きましょう。

「死ぬのを待っているのか!」と腹を立てられる場合には、日常的に仲良くしている人だけでも聞いておくと、死後スムーズに進みやすくなります。

もし、親が希望すれば生前整理もおすすめです。

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ひとり暮らしの高齢者が増えています。あたりまえだと思われていた死後の段取りも、ひとり暮らしだと変わってきます。できれば、元気なうちに皆で集まって、親の意向も聞いておきましょう。死後の手続きは煩雑で面倒ですが、どうするかを決めておけば迷わずにすみます。親が生前整理を希望するのであれば、死後の迷うことが少なくなり、トラブルも少ないので、おすすめです。

生前整理でも遺産整理でも、故人が大切にされていたものを、雑に扱わない業者を選びましょう。古物・骨董品・中古品の出張買取|池屋美術であれば、一点一点お品を丁寧に見ていきますので、親世代に満足いただけます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。